ある日、私の元へ一通の手紙が届いた。
それは”スイートクラウン城”で行われる
《午前三時のお茶会》への招待状。
ーー私には人に言えない秘密がある。
それはとても悲しい思い出で、
だけど忘れてはならない憶い出で。
傷を抱えていることを誰にも気づかれぬよう
悟られぬようずっと過ごしていた。
他人に干渉されたくないし、
感傷されたくもなかったから。
人は結局独りだと。
優しい顔して近づいてきて、
優しい言葉をかけてくれたって。
みんな本心から私の事を
心配している訳じゃないのだと。
それは一時の戯れで、明日になれば
容易く忘れてしまえるものなのだと、
気づいたからだーー
手紙の差出人は『スイートクラウン』。
この人は本当に私の願いを叶えてくれる?
それとも私に新しい傷跡を残してくれる?
引用元
http://www.takuyo.co.jp/products/sweetclown/index.html